2008年 BMW Z4M Coupe
2003年に発売されたZ4ロードスターが2006 年にマイナーチェンジされる際に新たに
クーペバージョンが追加されました。
このクーペは、単にオープンボディにルーフを追加したものではなく、
新たに設計し直されたものでした。
そのため、ロードスターモデルの2倍のねじれ剛性を得ることとなりました。
BMW Z4M CoupeはBMWの関連会社であるM社によってクーペボディをベースに開発され
2006年から2008 年までの2年間に4275台が生産されました。
M社とは、BMW車をベースにM社独自のコンセプトによるチューニングとドレスアップにより
プレミアム性の高い高性能車を生み出している会社です。
エンジンは2000年から6年連続エンジンオブザイヤーに輝いた
M3(E46)のエンジン(S54)が移植され、
足回りはM3CSLから移植されるという魅力的なZ4Mクーペは、
優美な外観と正反対な硬派な車に仕上がりました。
BMWの中で最も硬派なクルマだと言われています。
ただ、ピュアなスポーツカー故、乗り手を選ぶクルマになってしまってこと、
またマニュアルのみの設定しかなかったことが災いして、
日本においてはあまりオーダーされませんでした。
一説では日本での販売台数は60台に満たないと言われています。
展示車輌は、2008年5月登録で最終モデルに近いクルマです。
外装色、内装などBMWの特別プログラムが選択されており、同じ仕様は日本、
アメリカで販売されたクルマにはありません。
その他の国の情報はわかりませんが、もしかしたら世界で1台だけのクルマかも知れない・・・
というロマンを感じます。